玉島北公民館祭・やさしい写真講座展覧会

日時 平成1911

17日(土) 午前930分〜午後4

18日(日) 午前930分〜午後330

場所 玉島北公民館

    倉敷市玉島八島1773-10 (電話 086-526-5315

「郷土玉島の写真展」

「やさしい写真講座」は今年4月に新規開講、最初に倉敷美観地区周辺を撮影歩きして倉敷市立美術館に於ける岡山写真研究会主催の8月写真展「倉敷を撮る」にゲスト出品させて戴きました。今回は玉島北公民館祭と言うことで全員が「玉島地区内の風景を撮る」に統一して郷土玉島を様々な角度から各人がテーマを持って写した初めての写真展です。レンズを通して古里の原風景を見るのもまた格別な思いと良さが感じられます。

 

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DSCN0091中藤輝宏 「玉島昭和橋今昔」

昔の写真は昭和36年12月31日に撮影されたものです。

この水門で里見川から玉島港への川の流れが止められていましたが、満潮時には港の水位の方が高いために海水が川に逆流していました。そのために慣れない人から落ちる水音で安眠できないと言われることもありましたが、海水の入った川の魚が豊富で四手網による漁が盛んでした。この写真にも一部四手網が残っています。

今の写真は平成19年10月に撮影されたものです。

周辺の家並みは変わっていませんが、水門は数十m川上へ移設され道路柵はコンクリートで固められさらにその上に金網ネットが施されています。

 

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DSCN0089小川雄也 「玉島の水道」

玉島の水道は、大正5年に竣工した。玉島町は200余年ほど前に海を埋め立て造った町である。その為塩浜である為、清水を得ることが難しく、人々は長い間困っていた。その為、高梁川のほとりの上成等に井戸を掘り、さらに貯水池を設け、ここから鉄管で町まで水を引き人々の家に給水した。この工事を永く忘れないように碑をたてた。このエ事は倉敷市では一番早い水道事業である。この碑は水道紀功碑として玉島支所の水道局の横に立てある。

 

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DSCN0070小野照子 「澪のハス」

新幹線の見えるのどかなハス畑。玉島のハスは高級食材として各地の料亭で人気が高いとか。色が白くやわらかいのが特徴。

 

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DSCN0086小野須美夫 「水辺の街玉島」

江戸の干拓以来玉島は水と共にある。21世紀も同じ。

 

 

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DSCN0087佐々木澄夫 「なつかしい町並」

円通寺への参道入り口辺りをぶらりと歩いて行くと何となく落ち着いた気分に浸れる。ここには、歴史に裏打ちされた人々の日常が何の変哲もなく流れている。羽黒神社のおまつりのぼりが立ち、自転車で子供たちが笑顔で話しながら通り過ぎていく、秋の陽射しを受け釣り糸をたらしているおじさんがいる・・・。

 

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田辺淑子 「残しておきたい富田の秋祭り」

1027日(土)と28日(日)は富田地区の秋祭りでした。あざやかな千歳楽が太鼓の音とともに町内を練り歩く光景は、なんとも勇壮で心が躍ります。このときばかりは、故郷を離れて暮らしている若者も集まります。本当に賑やかです。カメラを通して、元気な若者たちに頼もしさを感じた瞬間でした。いつまでもこの伝統は残しておきたいものです。

 

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DSCN0093中西英機 「昔を偲ぶ」

玉島の街は昔から港町、商業に栄え、その面影が玉島の歴史民俗海洋資料館に「玉島の商屋」が再現されています。

又、お風呂屋さんの脱衣場は昭和初期の頃と思われ、昔の懐かしさを偲び撮ってみました。

 

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DSCN0071弘田英夫 「茅葺き本堂・良寛堂を望む」

良寛が、当時の住職国仙に連れられて当地に来られて以来約十年間、ここで修行されていた。

 

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DSCN0065西井明生 「玉島港の栄枯盛衰」

旧玉島港は江戸時代から北前船(千石船)の寄港地と備中松山からの高瀬船の往来で海上輸送の重要な役割を担っていた。昭和30年頃までは玉島←→丸亀に客船が就航し機帆船の出入りも盛んであった。その後は船の大型化と港が浅くなって衰退の一途となる。玉島灯台は平成52月の廃止まで玉島港の玄関口を守り続けてきた。現在は玉島川崎の港公園のシンボルとして余生を送っている。また旧玉島港はレジャー用のボートやヨットの繋留港として県下最大の規模を誇り新たな繁栄振りを見せている。

 

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DSCN0068仲 敏子 「新町の古い町並み」

羽黒神社の駐車場から見た新町の古い町並みです。また、神社は万治元年1658年に備中松山藩主の水谷侯が開拓の際、工事の完成を祈念して建てた神社です。

 

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DSCN0096高谷千鶴 「図書館前の溜川にて」

午後4時、水郷玉島の図書館前で見られた水色(=川や湖沼の景色)を撮影しました。熱を持った眩しい光の中、水を取り巻く緑色の植物は陰を帯び、水の静けさを際立たせています。

 

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山上高人 「玉島新風景」

歴史ある港町玉島の沖にできた乙島ハーバーアイランドは、西日本でも有数のコンテナ基地として商港復活を期待させると同時に、かつて玉島では見ることのできなかった新しい瀬戸内海・港湾風景を見せてくれます。中でも、日没前後の黄昏どきに一瞬みられる瀬戸内海の光景は、まるで夢を見ているかのように美しく感動的なものです。

期間中(1117日〜18日)写真展は、地元玉島のケーブルテレビ局・玉島テレビ放送で紹介されました。

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