倉敷市玉島北公民館講座・やさしい写真・写真展 「ふるさとの神社を撮る」 「やさしい写真」は平成19年(2007年)に開講し、今年で10年目を迎えました。1年間に3回の写真展開催と1冊の写真集作成を行います。この「ふるさとの神社を撮る」が今年度3回目最後の総仕上げの写真展です。
ふるさとにある神社は、私たちの生活にとって切り離せないものです。私たち個人個人の願いを聞き入れ、また家庭や地域など共同体の安全や平和、五穀豊穣を守り、さらには発展をもたらしてくれるものです。神社の始まりは、信仰とか信心といった言葉すらなかった、地域の村落の形が出来つつある太古の時代にまで遡ります。以来神社は私たちの生活に自然に定着し、その行事は風習や習わしとなり、現在なお大切に守られ続いています。私たち日本人は、ふるさとの神社に祀られる神々への感謝と祈りを生活の中心に据え、いろいろな役目を分担しながら毎年のお祭りや祭礼を行うことで、村=地域共同体の和を保ち、村づくり=地域の発展をもたらしてきました。仏教等の宗教が、個人救済を目的とするのとは、大きく異る本質を持つものです。現在の神社の数は、全国約8万8,000で、登録されてないものを含めると10万を超えるといわれています。これは、仏教寺院よりも多く、コンビニ5万の約2倍、医療機関とほぼ同数ということです。これを見ただけでも、神社が私たちの生活にとっていかに大きな大切な存在であるかが、分かります。今回は、こうしたふるさとの神社を、そこで行われる行事を含め、1年かけて撮影しました。 【左】石畳神社(総社市秦)・佐々木澄夫 【中】木花咲耶姫神社(倉敷福江)・岡本貴子 【右】戸島神社(玉島乙島)・中原貞子 【出品者】 貝原裕司、佐々木澄夫、中原貞子、西井明生、西山勝敏、樋口紀典、森本俊生、渡辺幸雄 片岡義輝、西井俊一、小林美知子、岡本貴子、山上高人(講師)
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